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6日、渡名喜島の沖合でアメリカ軍が訓練中に使用した模擬爆弾の破片が提供施設区域の外で見つかった問題で、渡名喜村長などが12日に沖縄防衛局を訪れ、再発防止などを求め抗議しました。
防衛局を訪ねた上原昇渡名喜村長は「模擬爆弾が飛散している場所は明らかに提供施設区域外。安全管理に対する米軍当局の認識の低さを露呈するものであり、激しい憤りを覚えるものである」と抗議文を読み上げました。
この問題は今月6日、渡名喜村の北側のリーフで、アメリカ軍が訓練中に使用した模擬爆弾の破片が見つかったものです。破片が見つかった場所は提供施設の区域外で「一歩間違えれば、大惨事をひき起こしかねない」として、上原昇渡名喜村長や村議会議員らは事故原因の究明と破片の回収などを求め、防衛局に対する抗議文を手渡しました。
上原村長は「できるだけ住民が安心して漁ができるように、早めに解決されるよう、原因が究明されるよう重ねてお願いしていきたい」と話していました。
これに対して、沖縄防衛局の武田博史局長は「事故が起きたことは誠に遺憾」と話し、アメリカ軍に事実関係の確認と飛散した破片の回収を求めていくと述べました。