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9月10日は世界自殺予防デー。県内では、2011年度387人の方が自殺で亡くなりその8割近くが50代の男性です。

自殺を防ぐために大事なことは、まず誰かに相談すること。職場や家庭での悩みを無料で相談できる電話相談室が10日から3日間、開設されます。

電話相談室を開設する社団法人・日本産業カウンセラー協会大盛勝仁事務局長は「本当に、気軽に、悩まずに勇気をもってダイアルしてほしいと思います」と話しました。

世界自殺予防デーの10日那覇市では電話相談室の開設と相談を呼びかける街頭キャンペーンが行われました。

全国では1998年以降、14年連続で自殺者が3万人を超え、大きな社会問題になっています。県内では、1998年のピークから毎年300人を超えていて2006年と2009年には400人を超えました。

うつ病など健康問題を抱える人の自殺率が高く、依然として課題を残しています。那覇市内でインタビューに答えた男性は「実は僕は教員なんですけども、自殺願望ある子って、僕の周りにも、結構若い子もたくさんいて」「なかなか学校現場だけで(解決)というのは今は厳しいと思います」と話していました。

また、日本産業カウンセラー協会の大盛勝仁事務局長は「相談者の方に寄り添った、共感した、ことが可能だと思いますので」「いま現在お仕事についていないに拘らず、どなたでも、どんなご相談でも電話して頂きたいと思います」と相談を呼びかけました。

電話相談室は、10日から3日間、無料で開設。家庭や仕事、健康など様々な悩みに対してカウンセラーの資格を持つ相談員が対応します。電話番号は0120‐583‐358です。