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オスプレイ配備に反対する県民大会が9日宜野湾市で開かれ、主催者が発表した参加人数は10万人を超えました。

会場となった宜野湾市の海浜公園には、開会数時間前から続々と県民が詰めかけ、あっという間に広大な芝生広場がイメージカラーの赤一色に染まりました。

参加者した70代の女性は「絶対反対でございます。うちは伊是名の出身なんだけど、伊是名にもBー29が墜落したんですよね61年前にね」と話し、また、60代の男性は「東京から来たんですけど、本当にね、沖縄だけの問題ではないと思うよ。基地っていうより本土の問題でしょ。本土だって飛行訓練やるっていうんだから、そりゃ駄目ですよ、それを訴えたい」と話しました。

小学6年生の児童は「配備したら墜落事故が多くなるかもしれないから、基地もどっか行ってほしいし、オスプレイも来ないでほしい」と訴えました。

共同代表をつとめる翁長那覇市長は「国土の0.6%しかない沖縄に、74%の米軍専用施設はいらない。基地の整理縮小という1点で、県民の心が一つにまとまりました」と壇上で挨拶しました。

一方、今回大会への参加をとりやめた仲井真知事のメッセージが読み上げられると、会場からブーイングが起きる場面も。参加者数は、主催者発表で10万1000人、また、同じ時刻に石垣市や宮古島市でも大会が開かれるなど9日は県内各地で配備反対の声があがりました。