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過去最悪のペースです。ヤンバルクイナが車にひかれる事故が2012年に入って39件発生し、過去最も多かった去年をすでに上回っていることがわかりました。

環境省やんばる野生生物保護センターによりますと、ヤンバルクイナが車にひかれる事故は、8月末までに39件確認されていて、このうち37羽が死にました。ヤンバルクイナの交通事故は去年、過去最多の37件に上り、2012年も去年を上回るペースで発生していました。

保護センターなどでは対策会議を開き、事故対策重点区間を延長するなどの対策を講じてきましたが、事故の増加に歯止めがかかりませんでした。

福田真自然保護官は「親が事故に遭ってしまうと子育てがかなり難しくなってしまう。そういった意味では、見えないところでヒナたちも死んでしまっている可能性が高いということで、繁殖にはすごく影響を与えていると思います」と話しました。

保護センターでは、特に重点区間周辺では速度を落として走行するよう、ドライバーに呼びかけています。