先週本格始動したbjリーグの琉球ゴールデンキングスについて。昨シーズン3季ぶりの優勝を果たしたキングスですが、変革を求めるチームはヘッドコーチを交代、連覇を狙う新生キングスを取材しました。
チーム始動会見。木村GM「今シーズンのキングスで我々が最も気にしているところは、私たち自身がいかにチャレンジャーになれるかということだと思います」
チャレンジャーとなるため、連覇を目指すチームが招聘したのは29歳の若き指導者、遠山向人ヘッドコーチ。3季前の浜松・東三河フェニックスではアシスタントコーチとして優勝を経験。その後指揮を取った宮崎では戦力不足もあって西地区8位に沈みますが、昨シーズンのキングスとの最終戦ではハードディフェンスで勝利。数々の上位食いを果たした手腕はリーグ内で高い評価を得ていました。
この日も激しいディフェンスシステムを何度も確認するチーム。今季のキングスは、アメリカから戻った菅原洋介、多彩な得点能力を持つテレンス・ウッドベリーが加入したものの、10人中8人は残留メンバー、相手にとっては対策を取りやすいとも考えられる今回の編成攻守のシステムの再構築と個々のレベルアップは連覇への絶対的条件。
その鍵を握るのは… 遠山ヘッドコーチ「ラーカイについては僕ほど彼を理解しているものはいないと思っていまして」「表現しやすい場をラーカイに提供する準備をしています」
浜松時代を共に優勝を経験したジャーフロー・ラーカイ。彼に提供するシステムとは、例えばこんなプレー。「ラーカイが外にいたらそこにスクリーンが来てラーカイがスクリーンを使って中に入ってきて、動きの中でスクリーンを使いながら外から中にはいってくることが多くなってくると思うので」
ラーカイのスピードとシュートセンスを生かすイメージがヘッドコーチにはあるようです。ヘッドコーチとラーカイ「俺の中ですごくクリアだから、俺はフローに全部やっつけてもらいたいだけだから」
ラーカイ選手「コーチからは特に自信を持つように言われていて、彼は私がどんなスキルを持っているかわかっているコーチでもありますし」「それを実行しながらチームに貢献していきたいと思います」
並里のぬけたポイントガードには、与那嶺のほか山内と新加入の菅原が入ります。実は菅原とヘッドコーチは同じ年生まれの北海道出身。
会見:遠山ヘッドコーチ「はい、あの高校のときマッチアップしてました、ハハハ」「とても手を焼いた覚えがあります、昔から今と変らずすばらしい選手です」
「チームにとって本当に1つ足りなかった最後の武器が菅原洋介なのかなって思いはあります。」「時間にこだわろうもっと、ゲームは目の前だよ!!」
今月始まるプレシーズンマッチそして来月の開幕にむけ、連覇に向けた最終調整が着々と進んでいます。