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注射器の使い回しが原因でB型肝炎ウィルスに感染したとして、県内の患者らが国に損害賠償を求める裁判が28日に那覇地裁で開かれました。

この裁判は、乳幼児期に受けた集団予防接種の際に、注射器の使い回しによってB型肝炎ウィルスに感染したとして、県内の患者12人が国を相手におよそ1億2600万円の損害賠償を求めているものです。

28日の裁判では、B型肝炎患者で原告の50代男性が法廷に立ち、「今後、病状が悪化した場合、医療費や生活費をどう工面したらいいか不安」と述べ、経済的に負担のない治療法の確立を求めました。

次回裁判は12月4日の予定です。