※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
防衛省は4月にモロッコで墜落したオスプレイの事故について、原因は機体構造ではなく人的要因とする報告書をまとめ、28日に公表しました。
防衛省は8月13日から政務官や自衛隊パイロットらをアメリカに派遣し、モロッコ事故についてアメリカがまとめた調査報告書の説明やシミュレーターの視察などを求め、事故原因の評価を進めてきました。
防衛省がまとめた分析評価報告書は事故原因について、飛行時間160時間と経験の浅い副操縦士が、離陸直後に不安定な追い風領域に入り、さらにマニュアルで定められた範囲を超えてローターを傾けたことや機体を水平に保つための適切な措置を講じなかったことが事故の主たる原因としています。
また機体構造自体が事故の要因となったとは認められないと指摘しています。
いずれの項目もアメリカ側の報告書をなぞる形で分析を加えていますが、ほぼその内容を追認しています。
森本防衛大臣はこの評価報告書を持って29日に沖縄入りし、仲井真知事に、政府として機体の安全性を確認したことを説明し、配備に理解を求めることにしています。