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沖縄では過去最大規模となる台風15号は、8月26日、本島地方を直撃する勢いで接近中です。気象台では引き続き厳重な警戒を呼び掛けています。

大型で非常に強い台風15号は、8月26日午後5時には那覇市の東およそ110キロの海上にあり、1時間に15キロの速さで北北西に進んでいます。

中心の気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルで、最大瞬間風速は70メートルに達すると予想されています。雨量は今後、多いところで1時間に最大で80ミリに達する見込みです。

暴風域に入って半日が過ぎた本島地方。那覇市のQAB本社前でも、時折、立っていられないほど強い風と雨を感じるようになりました。台風15号は速度が遅いこともあり、市民生活に大きな影響を与えています。

29市町村では公民館などを避難所として開放し、県によりますと、自主的に避難をしている人は、現時点で301人にのぼっています。浦添市で自主避難した男性は「家に帰りたいという気持ちもあるんですけど、ここのほうが安全なのでここにいたいと思っています」とうんざりした様子でした。

交通機関では、那覇空港を離発着する予定だった全ての便が欠航、午後3時には空港も閉鎖されました。また日本トランスオーシャン航空と、琉球エアーコミューターは、8月26日以降、宮古や石垣などの離島便を中心に、合わせて40便の欠航を決めました。

これから台風が最接近する今夜にかけては猛烈な風と雨が予想され、気象台は、風による災害や土砂災害などに対して、最大級の警戒をするよう呼びかけています。