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アメリカで枯れ葉剤被害者の救済を訴え活動している、ベトナム帰還兵の二世へザー・バウザーさんが20日から沖縄を訪れています。
へザー・バウザーさんは1972年生まれの39歳。へザーさんの父親はベトナム戦争で浴びた枯れ葉剤の後遺症で50歳で亡くなり、彼女自身も右足の膝から下と両手の指などが欠損するという障害を持って生まれました。
彼女はベトナム帰還兵の2世や3世の救済を求める活動をしています。今回の沖縄訪問は、アメリカだけでなく、ベトナムや韓国、そして沖縄の人々とともに国境を越えて、枯れ葉剤問題の真相解明と被害者の救済を訴えていこうと企画されました。
へザー・バウザーさんは「枯れ葉剤について沖縄の人が知らないのをいいことに政府はやりたい放題。それが沖縄にとっての悲劇」と話します。
22日は午後1時から沖縄大学でへザーさんとベトナムの枯れ葉剤被害者たちの交流を記録した映画の上映が予定されているほか、へザ―さんと枯れ葉剤の問題を追及し続けているフリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんの講演が行われます。