ロンドンオリンピックで盛り上がる国内ですが県勢は高校総体でも活躍。そしてこの夏は、これに高校野球が加わります。
あさって8日に開幕する夏の甲子園、全国高校野球選手権はきのう組合せ抽選会が行われ、県代表、浦添商業の初戦の相手が決定しました！
抽選会内間主将「浦添商業高校15番です」浦添商業は15番、大会三日目第1試合一塁側。
大会三日目の第一試合で浦添商業が対戦するのは愛知の強豪で春夏通算19度甲子園に出場する愛工大名電！あのヤンキースのイチロー選手や、工藤公康投手など有名プロ野球選手を輩出する名門です。抽選会の後のインタビューで両チームの主将は・・・
内間主将「強いチームとやるのは、上にいけば上に行くほど、強いチームとやるので、それが早まったと思えば良い方向に考えられると思います」愛工大名電佐藤主将「いやもう相手はどこでも関係ないので、全力でやるだけなので、特にコメントはないですね」
対戦前から互いに静かな闘志を感じるインタビューですがこの試合、注目は投手対決です。
内間主将「相手が今年の高校野球を代表するピッチャーなのですごい楽しみです」
愛工大名電のエース浜田達郎は、高校ビッグ3として、県大会から注目を集め、この夏の甲子園では全国ナンバーワン左腕としてプロも熱い視線を送っています。
チームも、沖縄の出場校63校のちょうど3倍にあたる189校が出場した激戦の愛知大会で頂点に立ち、センバツに続き春夏連続甲子園出場を成し遂げていて、その原動力が1年生の秋からエースとしてマウンドに立つ浜田でした。
183センチ85キロの上背を生かした豪快なフォームから出る速球はマックス147キロ。速さよりも、切れが特徴で、スライダー、スプリット、カーブ、フォーク、ツーシームなど多彩な変化球と制球力が持ち味。さらにバッティングでも夏の県大会準々決勝でソロホームランを放つなど投打の主役です。
愛工大名電佐藤主将「Q春もセンバツベスト8までいきました。この夏はどういう名電野球を見せたいですか？）センバツベスト8の悔しさをバネにやってきたこの数ヶ月だったので、その思いを全部甲子園にぶつけたいです」
愛工大名電は、春のセンバツの雪辱を合言葉に夏に向けてチームを作り、浜田投手だけでなく、2番手の同じく左腕東投手や打ってはスイッチヒッターを含め、スタメンに左打者が8人も並び、クリーンナップを軸に得点を返す打撃陣にも要注意です。
県大会のチームの成績は浦添商業が通算打率3割0分7厘、通算得点37得点に対し愛工大名電は通算打率3割1分6厘、通算得点32点と数字上では力は拮抗しています。
浦添商業は、エース宮里泰悠と照屋光の二人が浜田との投げ合いに勝ち、粘りの浦商打線が浜田を攻略できるのか！初戦は10日金曜日です！
Q浜田投手というすごく注目されるピッチャーがいますが、どうやって打っていきましょう？内間主将「県予選でも左ピッチャーは何回か対戦したんですけど、そういう速球派のピッチャーというのは対戦がなかったので初めてなんですけど、県予選で見せた“沖縄の野球”というのを甲子園でもやっていきたいです。」（Q甲子園での目標を教えて下さい）内間主将「まずは1回戦突破で、4年前のベスト4を超えられるように頑張っていきたいと思います」
大会3日目金曜日の第1試合といいますから午前8時プレーボール！一方こんだデータも、愛知県勢と沖縄県勢の対戦は過去2度あって、一度目は24年前、1988年昭和63年の第70回の夏の甲子園でした。この年の県代表、沖縄水産が3回戦で愛工大名電と対戦し4対1で勝って、そのままの勢いでベスト４まで行っています。