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大型で強い台風９号は１日午後５時には西表島の南西およそ90キロの海上にあって勢力を強めながら北北西に進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
１日、八重山地方は暴風となっていて、与那国島では午後４時49分に最大瞬間風速36.2メートルを記録しました。
午後５時現在、八重山地域で1000戸以上が停電していますが復旧のめどは立っていません。
石垣島周辺の海域は猛烈にしけていて、石垣島発着する船の便は全て欠航となったほか、空の便も午前中の１便以外、全て欠航となっていて、１日午後、石垣空港は閉鎖されています。
また、沖縄本島と周辺の離島を結ぶ船の便も伊江島航路を除き、全便欠航となりました。那覇空港では八重山地域への予約を変更する観光客の姿がみられました。
１日から石垣島に旅行する予定だったという女性は「１日から５日まで石垣島でダイビングする予定で来ている。絶対いきます、３日でも４日でも行きます、ここで待ちます！」と話していました。
台風９号は今後、次第に勢力を強めながら北へ向かう見込みで、１日夜遅くから２日朝にかけもっとも接近する見込みです。