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まずは、今年のホープ、県勢初の日本代表として10月のトランポリン世界大会に出場する小学6年生を紹介しましょう。競技を始めたのは幼稚園から。コーチである父と、二人三脚で掴んだ世界切符でした。

今年5月、山形県で開催されたトランポリン世界大会の選考会で1位となり、県勢史上初の日本代表となった又吉健斗君!

又吉健斗選手「初めてあんな大舞台に立ったので、やっぱり本当に緊張したし」「もう本当に失敗したらどうしようとか、何も考えないで成功することだけ頭に入れて試合に挑みました」

うるま市具志川、ここが健斗君の練習場所。父でコーチの健一さんが運営する「ケンケン体操クラブ」です。健斗君は幼稚園の頃から体操とトランポリンを始め才能を発揮九州大会では、小学1年生から5年生まで、学年連覇を続けています。

又吉健斗選手「いらんことしたら怖くなるんですけど、普段は本当に優しいです」10月の世界大会出場を決めた種目は二種目ダブルミニと、タンブリングです。タンブリングは、床の上でバク転など、連続技を披露する競技。一方、ダブルミニは、助走して小さなトランポリンに飛び乗り、2回ジャンプする中で技を競いますが、健斗君、このダブルミニでは世界レベルの力だと、高く評価されています。

又吉選手父「(健斗は演技時の体の)線が綺麗なんですね、それと爪先がものすごく柔らかくて、そのへんは武器になるんじゃないかと思います」

10月の大会を前に、今週木曜日から全日本ジュニアの大会が開幕。世界大会の前哨戦と位置づけています。

又吉健斗選手「世界大会の予選で1位通過で日本代表になっているので、自分のプライドを持って全日本でもいろんな選手に勝てるように頑張りたいと思います」

父と子で挑む世界、トランポリンから弾んだ夢は高く高く舞い上がっています。

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又吉健斗選手「(世界大会は)決勝進出じゃなくて、表彰台に上がりたいというのが目標になっています」「技はどんどんできてくるんですけど、少し心が弱いし、すぐに諦めてしまうし、そこを直していって、あともう少し綺麗さを意識して誰よりも美しい演技ができたら良いと思います」

ダブルミニ、タンブリング、体操(床)、トランポリンの4種目すべてで優勝したいと話している