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がん患者が生きやすい社会を目指し制定が急がれていた「がん対策推進条例」が19日の県議会で可決されました。

2012年の6月県議会でようやく可決された「がん対策推進条例」。当初、2月議会で提案し条例化する予定でしたが条例文などについて患者会との意見が調整できず先送りされた経緯があり、今後必要に応じて見直しをするという付帯決議も行われました。

これまで2年半にわたり条例成立に向け声を上げてきた患者連合会は、会見で「他県並みの条例にはまだ及ばず、残念だがやっとスタートラインに立てた」と喜びを語りました。

患者連合会の田名勉会長は「去って行った仲間にももっともっといい条例ができ施工できるよう頑張って努力していきたい」と話していました。

一方、患者会が求めてきた就労支援などの項目は今回ほとんど盛り込まれていません。

患者連合会は今後NPOに移行し、県内の患者会を集約。就労支援や財政措置、3年ごとの条例見直しを求めていく方針です。