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6月10日の選挙で選出された新しい議員による県議会が26日に召集されましたが、議長人事をめぐって混乱のスタートとなりました。

議長選挙は調整が難航したため、予定より4時間遅れの午後2時過ぎになってようやく始まりました。

野党中立系の事前協議では、野党第一党の社民護憲から新里米吉氏が新議長に内定していましたが、結局、与党自民党の一部と中立系の改革の会が社会大衆党の喜納昌春氏を推したたため、24対22の僅差で喜納氏が新議長に選出されました。

喜納新議長は「議会条例も作った、新振計もスタートして一括交付金もできたということで、そういう意味では新しい仕組みの中での県議会運営を期待されていたと思う」と話しました。

当間盛夫議員は「野党からお二人出てきて、その中のどちらかという形をとらせてもらったということですので、基本、野党から議長が出るべきだという基本は変わりない」と話し、崎山嗣幸議員は「結果的に、野党の一員から与党の力を借りて議長の席に座ったということについては、県政史上、汚点を残したと思います」と話しました。

本会議ではこの後、オスプレイ配備計画の撤回などを求める意見書と抗議決議が可決されたほか、識名トンネル問題の処分として、仲井真知事の給料を減額するための条例案など、28の議案が提出されました。