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糸満市摩文仁の平和祈念公園です。今週台風が2度接近した沖縄ですが、この日を待っていたかのように、きょう、梅雨明けしました。今年も戦争で犠牲になった家族に手を合わせるため、時折降り注ぐ暑い日差しの中、多くの人が訪れています。
戦後、山野に残されていた遺骨を集め供養した糸満市の魂魄の塔。そして沖縄戦の全戦没者の名前をきざんだ平和の礎前では、67年という時を経てもまだ悲しみの癒えない人々の姿がみられました。
「兄弟が待っているような感じがしている」「弟たちがまつられていますので、おがみに来ました」「戦争は嫌ですね、戦争がない未来をつくりたいと思いますね」
平和祈念公園の会場では、全戦没者追悼式に出席する野田総理もさきほど到着しました。普天間基地の返還はめどがたたず、さらに安全性が心配されるオスプレイの配備も発表されるなど、沖縄には戦争のつめあとがまだ深く残っているということが感じられる慰霊の日となっています。