※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

めざせ甲子園!きょうは去年の夏の覇者・糸満高校です。

去年、悲願の甲子園初出場を飾った糸満ナイン。しかし、この春は悔しい初戦敗退。その雪辱を誓い、夏2連覇に挑むチームには頼もしい主砲が復活していました!

News Photo

去年、県代表として夢舞台の土を、初めて踏んだ糸満高校!

しかし、惜しくも初戦で破れ、甲子園に校歌は響くことはなかった。

栄光の記憶は今、学校にある記念の碑に刻まれている。

News Photo

金城章人主将「去年は先輩達に連れて行ってもらったので、今年は自分たちでチームを引っ張って、またあの“甲子園”に戻って、今度は絶対校歌を歌えるように」

再び、甲子園に出場し「忘れ物を取りに…」決意も新たにスタートした新チームは去年の秋の県大会で優勝し、九州大会にも出場した。

News Photo

しかし、勢いのまま迎えたはずの今年春の県大会で足元をすくわれる。第1シードで挑みながら、初戦でまさかの完封負け。どん底の悔しさを味わった。

News Photo

雪辱を誓い、夏2連覇をめざし、再スタートした糸満だが、その練習環境は厳しい。去年から続く学校の改築工事のため、新校舎が完成した今でもグラウンドではボールを使った練習は、ほとんどできない。この環境で、93人の部員が、練習しなければならないのだ。

上原忠監督「環境は厳しいんですけど、志は高くやっていこうと」

チームは週に2回、学校近くの西崎球場に移動し、日頃できないノックなどに汗を流す。厳しい声が飛ぶグラウンド。しかし、夏連覇への炎が心を燃やす。

News Photo

中山雄磨内野手「春の一回戦負けは、本当に悔しかった。もうあんな思いはしたくなかったので、夏は絶対に勝ってやろうという気持ちで」

金城章人主将「足元を見つめ直して、一から原点に戻って、しっかり皆で一つになって練習してきました」

News Photo

原点を見つめ復活をかける糸満!その戦力分析は!投手力で3.5、打撃力4。守備力は練習場所が確保できない問題もあり3.5、機動力は4.5と高い。夏の勝利の鍵を握るのは投打の要だ!

News Photo

糸満、打の要は去年の夏の甲子園で、2年生ながら4番に座った上原佑介。この春は打撃不信から8番に打順を下げたのだが、この夏、4番に返り咲いた!主砲の復活はチームに活力を与えている!

News Photo

一方、投手の要は三人の城!エースは春に続き、金城佳尚!MAX137キロ。カーブ、フォーク、ツーシームを武器に調子を上げている。

2番手には、普段センターを守る玉城彪真と、サイドスローの玉城涼が控えていて、三人ともに完投能力を備えたピッチャーだ!

News Photo

金城佳尚投手「春の悔しさもあるので、自分が投げて勝てる試合も作りたいのですが、ピッチャーは沢山いるので、その中で皆で勝てる試合を作っていきたいです」

文字通り、三人の「城」が糸満、守りの「城」となれるか。

厳しい環境に言い訳などせず、ひたむきに頂点を目指す糸満。その思いはあの夢舞台に続く!

上原忠監督「(連覇への)プレッシャーはないんですけど、良い方向に考えて、2年前が準優勝、去年が優勝、今年は甲子園で1勝以上、そういう形でいければ良いですけど」

News Photo

金城佳尚投手「去年先輩達が果たせなかった校歌を歌うということを目標に、甲子園に向かいながら一戦一戦戦っていきたいです」

金城章人主将「戦っているのはベンチもスタンドも選手も一体となっているので、出られない人達のためにも是非勝って、勝利を皆で味わいたいと思います」

玉城彪眞投手・中堅手「チーム一丸で一つになって再び甲子園にいけるように優勝めざしたいです!」

『今年も絶対甲子園行くぞ!オ~~!』

News Photo

グラウンドが思う存分使えないというのは本当に厳しいのですが、「夏連覇!」という言葉が言えるのは出場63校の中で糸満だけですから、活躍に期待です。

>> もっと見せたい「糸満高校」