※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
政府は岩国に打診です。2012年7月にも沖縄に配備される予定のアメリカ軍の新型輸送機オスプレイについて、防衛省は11日、岩国基地で組み立て、普天間基地に輸送したいと岩国市などに伝えました。岩国市の福田市長を訪ねたのは防衛省の神風英男政務官です。
神風政務官は「沖縄への直接搬入は地元の反発が強い」として岩国に部品を陸揚げし、試験飛行をしたうえで沖縄に配備できないかと福田市長に打診しました。
福田市長はオスプレイの陸揚げは基地機能の強化にはあたらないとの認識は示しましたが「安全面の確認が不十分」として、回答を保留しました。
福田市長は会見で「市議会も開会中であります。その中でいろんなご意見もあるでしょう。県の方とも協議して結論というか判断して参りたい」と述べました。
神風政務官は、オスプレイ機体の滞在期間は2週間ほどで、岩国基地付近の海上で試験飛行を行うと説明しましたが、陸揚げの時期は明言しませんでした。