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2012年2月、金武町で車両11台がアメリカ兵に壊された事件でアメリカ軍が被害者に対し損害賠償を請求しないよう示談書にサインさせていたことがわかりました。

琉球リハビリテーション学院藤原茂学院長は「お金で事を済ませるとか権威や権力で言いたいことを押さえつけられるのはおかしい」と話します。

事件は2012年2月、金武町の琉球リハビリテーション学院の学生寮などに停めていた車両11台のガラスを割るなどしてキャンプハンセン所属の上等兵が器物損壊の疑いで書類送検されています。

学院側は、沖縄防衛局を訪れ法務担当者が被害にあった学生らを近くの交番などに呼び出し「金銭を渡す代わりにこれ以上損害賠償を請求しないよう」示談書にサインをさせていたと訴え、「圧力」だと抗議しました。

その後、一行は県警本部を訪れ「なぜ交番が示談の場所に使われたのか経緯を調べてほしい」と訴えました。

またアメリカ軍の担当者が直接学生に電話をし呼び出していたことについても、「なぜ学生たちの個人情報がアメリカ側に漏れたのか」と不信感を募らせています。

警察側は「交番が示談の場所に使われたのは宜しくない」「調査をして近く報告をする」と、回答したということです。