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野田総理大臣は4日内閣改造を実施し、田中防衛大臣の後任に拓殖大学大学院の森本敏教授を起用しました。
新たに防衛大臣に就任した森本氏は71歳。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入り、その後、外務省に入省。現在は拓殖大学大学院の教授です。
民間人が防衛省のトップに就くのは防衛庁時代も含めて初めてで、普天間問題については、次のように述べています。
森本氏は「危険性の高い普天間基地の返還を実現するというのは日米両政府が約束したきちっとした約束事なので、これを実現するために大臣として全力を尽くしていきたい」と話します。
一方、名護市の稲嶺市長は次のように話しています。「会える機会があるなら、きちっと会って、辺野古の海にも陸にも新しい基地を造らせない。これが今の名護市、今の県民の総意だということを改めてはっきり言っておく必要はあると思います」
新しい基地建設を前提にした辺野古沖の埋め立て申請が年末にも出されるものと見られる中、安全保障の専門家とされる森本氏の動向が注目されます。