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スクリューの故障で、一時、太平洋上を漂流していた沖縄水産高校の実習船が23日午前、糸満港に到着しました。生徒や乗組員は全員無事です。
23日午前９時半、タグボートにえい航された沖縄水産高校の実習船「海邦丸５世」は糸満港内の造船所のドックに到着しました。
「海邦丸５世」は５月19日、沖縄本島の南東およそ1000キロの太平洋上で、スクリューの角度を変える装置が故障したため、自力で航行できなくなり、一時、漂流しました。その後、海上保安庁の巡視船やタグボートにえい航されて、沖縄本島に向かっていました。
下船し、那覇空港から宮古へ向かう宮古総合実業高校の生徒は「漂流している間、各自思い思いに、釣りをやったり、筋トレをやったり、普通に生活してました」と話し、ほかの生徒は「あまり操業できなかったんですけど、貴重な体験もできて、次の自分に活かせたらいいなと思います」と話していました。
沖縄水産高校の生徒も積み荷を降ろす作業などを行った後、23日午後には、高校に戻ることになっています。