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アメリカ軍のPAC3部隊が訓練に参加するため、14日未明、嘉手納基地から他の施設に向かって公道を使って移動しました。
中村記者は、「現在、時刻は午前2時30分を過ぎました。アメリカ軍のPAC3の部隊が訓練に参加するため、配備されている、ここ嘉手納基地から出発しました」と嘉手納基地前でリポート。
移動ルートになった国道58号では発射台を積んだトレーラーや軍用トラックなどが車列を作り物々しい雰囲気となりました。
アメリカ陸軍トリイ通信施設によりますと訓練は普天間基地、キャンプコートニー伊江島補助飛行場など4カ所で予定され、移動車両は全部で80台にもなったということです。
アメリカ軍は訓練について「定期的に予定されているもの」だと説明し、復帰の日の前日、14日に大がかりな移動を強行したことについて「沖縄返還の日の重要性を認識しているからこそ15日に部隊を移動することは避けた」と述べています。
又吉知事公室長は「5月15日という日がですね、県民の様々な思いがこもった日であることをやはり考えるべきではないかと思いますね」とコメントしました。
一方、伊江村での訓練が急きょ中止になったことがわかりました。伊江村によりますとPAC3は那覇軍港から民間のフェリーで輸送される予定でしたが、14日朝になっても到着せず村が問い合わせたところ、フェリー会社が輸送を断っていたことがわかりました。
伊江村に行く予定だったPAC3は現在那覇軍港に待機している状態で、訓練中止を受け、16日に嘉手納基地に戻されるということです。