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アメリカ海兵隊がオスプレイの普天間基地配備に先立って、那覇市内のアメリカ軍施設で一時、試験飛行を行う方針という一部報道について、田中防衛大臣は正式な決定ではないとしました。
田中防衛大臣は、那覇市内のアメリカ軍施設での試験飛行や輸送時期については、至急、最終確認をしたいと答え「事務的に一時検討されたという風には聞いているが、正式に決定したわけではありません」と話します。
また、仲井真知事は「いくら人の良い沖縄県民でも、わかりましたと言えない。これは政府に強く申し入れています」と話しています。
オスプレイの研究をしている専門家は3ヵ月では安全性はわからないと疑問を呈しています。沖国大のワッツ特別研究員は「普天間基地で安全に飛ばせるかどうか判断できるような充分な時間ではありません。普天間への配備を前に、住民に安心感を与えようということでしょうか」と話しました。
オスプレイは4月にモロッコで墜落事故を起こしたばかりで、那覇市内での飛行となれば、県民世論の反発はさらに高まりそうです。