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復帰から40年を迎えることし、ステーションQでは当時を知る人、また若い人たちなど多くの人々にマイクを向けました。今月のエンディング「あなたにとって日本復帰とは」。
内村つる子さん「5月15日ね…。残念無念と言ったらいいのかしら。とにかく、復帰はしたけれど少しも変わらない沖縄の状態がね。私たちは、私たちが復帰運動をやったから復帰するんだと思ってたら、そうじゃなかったんですよね。アメリカが永久に沖縄を支配する。それを獲得するために形として復帰させる、だったわけです」
教員だった内村つる子さんは「国場君轢殺事件」で教え子を失うった経験があります。教職員として復帰運動に没頭しましたが、復帰の現実に失望し、二度と「祖国」という言葉は使いませんでした。
内村さん「ホントに目指す行く手は祖国の春だって本当に思いましたから。でもそうならなかった…。でも、やっぱり、祖国という気持ちはありますよ。私たちはやっぱり日本人の端くれだという気持ちはあります。だって日本人として生きてきたんですからね。それまで失ったらもうおしまいじゃないですか」