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東京都の石原知事が、石垣市の尖閣諸島の購入に向けた準備を進めているという突然の発言について、県内での反応は様々です。

石原知事は訪問中のワシントンで「東京都があの尖閣諸島を買います。買う事にしました。東京が尖閣諸島を守ります」と述べ、東京都で尖閣諸島を購入する準備を進めていることを明らかにしました。

尖閣諸島は一部が国有地であるものの、魚釣島などは個人が所有していて、国が借り上げた上で管理しています。この報道に対し県内での反応は様々です。

那覇市内である男性は「東京都知事が買うってのはちょっとおかしいと思う。尖閣諸島は問題が多いから沖縄県で何とかできればいいと思う」と話していました。

また、仲井真知事は「私の方は一切(そういう話を)頂いたことは無い。議論のある地域は(行政が所有するなどの)ある種の安定性が要る」と話しました。

そして中山石垣市長は「我が国の領土領海を守るという意味において、個人の方が所有するより国とか県、地方自治体が所有する方が得策だと考えます」と話します。

尖閣諸島には、これまで領有権を主張する中国の漁業監視船や調査船が頻繁に姿を現していて問題になっていましたが、今回の尖閣諸島購入をめぐってはまた新たな波紋を呼びそうです。