※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
サンゴを食い荒らすオニヒトデ。2002年3年ごろに大発生してサンゴが激減したのは記憶に新しいですが、また増えてきているということです。
ダイバーらの地道な駆除作業もあり暫く落ち着いていたんですが、最近また恩納村では一日に1300匹も駆除する日があり、ダイバーらは、あの大発生が再来するのを防ぎたいと定期的な駆除作業に入っています。
28日朝8時過ぎ。嘉手納の港に集まったのは沖縄本島のダイビングショップのスタッフなど10人。2011年から再び、徐々にオニヒトデが増え始めたため、毎週水曜日に船を出すなど本格的な駆除に乗り出しています。
ここは嘉手納沖の近場でまだ大発生前ですがそれでもサンゴに襲い掛かる姿がそこここに見られます。
普段は岩陰に隠れているオニヒトデが白昼堂々とサンゴを食べるのは、大発生が始まっている兆候です。
ダイバーらはオニヒトデの繁殖期が来る前になんとか個体数を減らしておきたいと28日も午前中だけで99匹駆除していました。
恩納村の団体が、この10年駆除してきたデータを見ると暫く沈静化していた時期が終わり、急激に個体数が増えているのがわかります。
沖縄県ダイビング安全対策協議会塚原勇さんは「去年くらいから目立つようになって来ましたね」「6月が産卵期なので、できるだけ今の、卵が熟成していないうちに駆除したいと思います」と話します。
一方、宮古・八重山では2011年からオニヒトデの大発生に頭を痛めています。宮古島美ら海連絡協議会によりますと2011年1年で5万8000匹を駆除していて多いときは一日に2700匹あげたこともあるということです。
宮古島でも現在毎週、駆除作業を定期的に行っています。