先週開幕した県春季高校野球。きょう、シード糸満も破れ、優勝の行方が混沌とする展開です。おととい、注目の沖尚が登場しましたが、その沖尚の前に以外な伏兵が立ちはだかりました。
県春季高校野球、大会3日目に登場したのは沖縄尚学。去年チームは、部内の不祥事のために、第3シードで挑む予定だった秋の大会は出場を辞退。
その悔しさを胸に、この冬は厳しいトレーニングで体を鍛え直し、1月の野球部対抗競技力大会では、堂々の1位を獲得!チームの真価が試される大会でした!
しかし沖尚、初戦の相手は競技力大会、47位の南部工業を相手に苦戦を強いられます。
1対0と沖尚リードで迎えた5回ウラ、攻める南部工業は、2アウトながら初めて三塁までランナーを進め打席には1年生の9番、徳元康平。
バッターランナーを刺せばアウトの場面も、徳元が俊足を飛ばし!沖尚、同点に追いかれます。その後は、沖尚の坂、南部工業の与那嶺の投げあいで、無得点のまま延長戦へ!
出場辞退の悔しい思いで一冬越えた沖尚、絶対に勝ちたい、その思いが延長11回、ついに形になります。この回ランナーを二塁まで進め、チャンスを作った沖尚、打席には3番翁長耕平!
沖尚・翁長選手「これまでいろんな人たちには迷惑をかけているので、ここで負けるわけにはいかないと思っていたので、絶対(ランナーを)返すってことしか考えてませんでした」
ここまで好投を続ける、南部工業の与那嶺が、この試合初めて投じた甘い、真ん中へのストレートはライトオーバーのタイムリー3ベース!沖尚が貴重な追加点を挙げます。
そのウラ、沖尚は8回から左のエース坂に変わった山田義貴が気迫のピッチング!
沖尚・山田投手「久しぶりの試合でもあったので、皆ガチガチで緊張していたと思うんですけど、まずは気持ちで負けないように、力で押して行こうと思って投げました」
最後はこの日、4つ目の三振で締めてゲームセット!苦しんだ沖尚、初戦を突破です。
沖尚・翁長選手「この大会は絶対に優勝して恩返しができたら良いと思っています」
なお、きょうは大会5日目。その結果です。