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北朝鮮の「衛星」の打ち上げに備え、防衛省は、26日石垣市と宮古島市にPAC3配備について説明しました。
4月中旬に予定されている北朝鮮の衛星の打ち上げに備え、政府は沖縄本島や先島にPAC3の配備を検討しています。
防衛省は、石垣市の中山市長らに対して非公開で事前説明と意見交換会を行いました。
防衛省は、石垣市に対してPAC3の配備を検討していることを正式に伝え、市が配備受け入れを表明した場合、防衛大臣の命令によって配備用地を選定し部隊を展開すると今後の流れを説明したということです。
中山石垣市長は「市民の安全が最優先ですので、国が決定したことについて配備が決まればこちら側の協力体制は、しっかり作りますと。」と話します。
また宮古島市の他、那覇市や南城市など4ヵ所の候補地についても同様に非公開で説明と意見交換が開かれるということです。
また、陸上自衛隊那覇基地では、化学兵器や核攻撃などによる被害調査や除染など担う、司令部付の化学防護隊が廃止され、第15旅団の直轄部隊として、特殊武器防護隊が編成されました。
隊員数も、6人増員の40人に、また炭そ菌などの生物剤を監視する警報器などを導入しています。
一方、こちらは新たなミサイルの配備です。これは陸上自衛隊・第6高射特科群に配備された、中距離地対空ミサイルで、南城市の知念分屯地など5ヵ所に配備されます。
陸上自衛隊によりますとこれまでのミサイルでは航空機による多発的な攻撃やミサイル攻撃などに対応できないために新しく配備したということです。
このミサイルの配備は、全国で3ヵ所目で今回、北朝鮮が予告している「衛星」に対応するための配備かは「答えられない」としています。