東日本大震災から1年。きのう、3月11には、県内各地で犠牲者を悼み、また復興を支援するための様々なイベントが行われました。
市民団体の呼びかけで、県内の各エイサー団体が集まり、1年前の震災を忘れず、被災地へのエールを送り続けようと演舞が披露されました。
またてんぶす前では、被災地へのメッセージを込めた巨大絵画が作成され、震災から一年を迎えた、この日の思いを描いていました。
那覇市のパレット久茂地前では、日本赤十字社のメンバーおよそ90人が、義援金を募りました。
被災地では依然、34万人以上が自宅以外での避難生活を余儀なくされているということです。
沖縄セルラースタジアム那覇では、県出身の東浜巨投手や島袋洋奨投手らが参加して、大学野球のチャリティー試合が行われました。
一方、こちらは被災者が企画した追悼イベント。1年間の支援に感謝しようと、来場者には東北の郷土料理「芋煮」が振る舞われました。
佐藤さん「沖縄にきてハーリーやエイサーをさせてもらって楽しかった沖縄の人に感謝しています」「笑顔で帰ってもらったというのが恩返しできたかなと」
名護市では、震災や放射能について考え、子どもたちの食と未来を守ろうというライブが開かれました。
仙台市青葉区出身のFC琉球サポーター、山内七恵さん。沖縄に移り住んだ翌日、地元で震災が発生。この1年、故郷のため、仲間と募金活動などをしてきました。
山内七恵さん「心を一つに前を向いて進んでいこうということで、震災に対しての復興もそうですし、FC琉球がJ1に向かっていく道のりもそうですし、心を一つに精一杯応援してみんなと協力して頑張っていきたいと思います」
宮城県仙台市の凧愛好会が全国に呼びかけて作られたという追悼の白い凧と、亡くなった人への思いを託した300個の風船が石垣の大空に揚げられました。
又吉交流会会長「一番南の島から東日本にどういうメッセージができるかなと」「今年1年は通過点でこれから2年3年10年と東日本にはいろんな意味で支援していきたい」
八重山東北人会・水上綾子さん「生き残った私たちは、亡くなった人の分も必ず幸せに成ろうと思います。そのために精一杯力強く優しく生きていきます」「故郷に寄り添っていきたいと思う私たちは、1年間活動してきました。是非皆様にも今後も長くなる復興への道のりを応援していただきたいと思います」