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東日本大震災の発生からちょうど一年となった11日、県内各地でも、震災の犠牲者を悼み被災地への支援を呼びかける多くのイベントが行われました。

このうち那覇市の国際通りでは、市民団体の呼びかけで県内の各エイサー団体があつまり一年前の震災を忘れず被災地へのエールを送り続けようと演舞が披露されました。

またてんぶす前ではメッセージを込めた巨大絵画を作成。訪れた人々はそれぞれ、震災から一年となる今日の日の思いを描いていました。

一方、那覇市のパレットくもじ前では日本赤十字社沖縄県支部が午後2時46分、集まった全員で黙とうを捧げたあと、募金活動を始めました。

赤十字社県支部によりますと被災地では2012年2月末現在でも34万人以上が自宅以外での避難生活を余儀なくされているとして今後も支援活動を続けていくことが必要と話しています。

岩手県との交流の深い石垣市でも11日、追悼式典が開かれ中山市長や被災地出身の市民などが参加。式では仙台市出身の水上綾子さんが被災した友人からの手紙を紹介しました。

水上さんは「生き残った人たちは亡くなった人たちの分も必ず幸せになろうと思います。そのために精一杯力強く、優しく生きていきます」と話しました。

式典では、宮城県仙台市の凧愛好家が全国に呼びかけ作られたという白い凧を揚げたほか亡くなった人への思いを託す300個の風船を空に放ち被災地の一日も早い復興を願っていました。