THEスポーツです。国内女子プロゴルフの開幕戦、ダイキンオーキッドレディスは、きのうが決勝!フレッシュなヒロインが誕生しました!一方、県勢選手の中にも、次代を担う注目選手達が現れ今年も華やかな女性達の戦いが繰り広げられました!
ダイキンオーキッド最終日は波乱な展開。リードを保っていた斉藤愛璃が、終盤スコアを崩したことで3人が同じスコアで並び、優勝の行方はプレーオフへ。
勝負は2ホール目、斉藤がパーで終えると三塚もパーパット。ピンまでわずか80センチの距離。決めればプレーオフ。しかし・・ まさかの結末で、去年7月にプロテストに合格したばかりのルーキー斉藤愛璃が大会初優勝を飾った。
先週金曜日、108人のプロアマが挑み開幕したダイキンオーキッドレディス!県勢では、宮里美香や、上原彩子、諸見里しのぶなども出場し華を添えた。その初日でトップに立ったのは、諸見里しのぶ!スタートの1番では、いきなりボギーを叩き、嫌なムードになりかけるが、この大会、諸見里にはある思いがあった
初日・諸見里しのぶ選手「今大事なことは自信を取り戻すことだとだと思っているので」
「 自信を取り戻したい 」
一時は賞金女王争いを演じたこともある諸見里だが、過去2年間は優勝から遠ざかり、去年は賞金ランキングも41位と低迷、苦しい時間を過ごした。
初日・諸見里しのぶ選手「昨年は本当に辛い一年間で本当にゴルフもすごく辛いな〜 辞めたいな〜 と思いながらラウンドすることが多かったんですけれども」
復活をかける諸見里にとって、地元の声援は何よりの強い味方だった。
最終日・諸見里しのぶ選手「(地元ギャラリーの声援は)す〜〜 ごい 力になりましたね。本当に皆さん、ボギーを打つと自分が打ったかのように心配してくれたりとか、だけどバーディーをとると一緒にすごい盛り上がってくれて、すごいやっていて楽しかったです」
声援は「力」に変わる。6番ホール。この日初のバーディを奪うと、8番、そして最後の18番でもバーディ!初日は4アンダーで首位タイに立つ!一方、今年のダイキンには将来のスタープレーヤーの卵達の姿もあった。読谷高校1年、15歳の伊波杏莉。父にキャディを務めてもらい二人三脚での大会初参加だった。
惜しくも予選通過はならなかったものの、初日9番ではバーディを奪い2日目は、人生で4度目というホールインワンを出すなどプレーが光った
2日目・伊波杏莉選手「お父さんもこの試合でキャディをするのが夢だったと思うので、キャディさせてあげられて、すごい良かったです」「またここに来年戻ってきて、リベンジできるようにまた1年間頑張ります」
また、大会前日に高校を卒業したばかりの比嘉真美子。今年プロテストを目指すアマチュアプレーヤーだが、初日は、首位と4打差の37位につけた。
初日・比嘉真美子選手「明日はビッグスコアを出したいと思います!」その言葉通り、2日目比嘉は10番と12番でバーディを奪うなどこの日5バーディ、ノーボギーとスコアを伸ばし、7位に浮上!そして迎えたきのうの最終日。5人が残った県勢でトップは、7位タイで、同じ組となった諸見里しのぶと、比嘉真美子の二人。
比嘉は前半の5番、6番で連続バーディを奪い、一時は順位を9位にまで上げる大活躍!このまま波に乗るかと思った11番、バンカーからの第3打が大きくグリーンを超えるミス。このプレーで失速した比嘉真美子だったが、健闘の16位タイベストアマチュアを獲得した。
最終日・比嘉真美子選手「これからは強いゴルファーとして、名前を覚えてもらえるように頑張ります」
一方、諸見里しのぶも前半でボギーを二つ叩くなど苦しい展開だったが、大勢のギャラリーの声が耳に届く,後半に入って、調子を戻した諸見里、12番17番とバーディ最後もバーディーフィニッシュで飾り16位タイとした。
最終日・諸見里しのぶ選手「本当に前向きに3日間まわることができたので、そういう意味ではちょっとずつですが、自信も取り戻せたと思うし、ここから1年間はじまるという意味でも良いきっかけになりました」
今年は25回の記念大会ということで、表彰式では仲井真知事が、井上大会会長へ感謝状を贈るという場面もありお祝いムードの中、熱戦の幕を閉じました。