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26日、野田総理大臣は就任後初めて来県し、那覇空港の新たな滑走路建設予定地の視察や糸満市の平和祈念公園などを訪れました。26日夜には仲井真知事と非公式に会談します。
26日正午前、自衛隊機で那覇空港に到着した野田総理は、空港の展望デッキから新滑走路の建設予定地を視察。国土交通省の担当者から説明を受け、航空写真と現場を見比べながら視察していました。
このあと、沖縄国際貨物ハブの拠点となっている全日空の貨物ターミナルを訪問。新たな沖縄振興策でも重要な位置づけとなる貨物ハブの視察でしたが、わずか3分あまりのスピード視察となりました。
午後には、平和祈念公園やひめゆりの塔、旧海軍司令部壕などを視察しました。
野田総理の沖縄訪問は就任後初めてで、仲井真知事に対しては、普天間基地の移設先が再び辺野古になったことや、沖縄防衛局長による講話問題について謝罪します。
また日米が新たに合意した在日アメリカ軍再編計画の見直しについて、普天間返還と、海兵隊のグアム移設、嘉手納基地より南の施設の返還を切り離して議論することをあらためて報告。さらに、沖縄の経済振興に努力する政府の姿勢を伝え、普天間基地の辺野古への移設に理解を得たい考えです。
しかし県は、辺野古への移設は事実上不可能として、普天間基地の県外への移設を求める姿勢です。