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耳の不自由な人たちのコミュニケーションをサポートしようと、音声を文字にして見ることのできる新技術の実験が沖縄ろう学校で行われました。

「こえみる」と名づけられたこの技術は、マイクで拾った音声を認識し、パソコンなどの画面上に文字で表示されるというもので、耳の不自由な人たちのコミュニケーションをサポートするシステムです。

9日、北中城村の沖縄ろう学校で行われた実験では、この技術を利用して国語の授業を実施。中には書き込みをリアルタイムで共有するチャットのような機能もあり、生徒たちはそれぞれの意見を書き込みながら活発に発表していました。

システムを実際に使った教師は「聞こえる子たちは、日本語を聞いて学ぶことがすごく多い。聞こえない子たちはそれが難しいので、見えることで日本語に慣れ親しむことが早くなるんじゃないかと思います」と話していました。

現在は開発段階ですが、将来的にはパソコンやスマートフォンなどに専用のソフトウェアをダウンロードして利用することができます。開発した企業では「高齢者などにも役立つ技術。実用化を急ぎたい」と話していました。