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アメリカ海軍幹部が、新たな米軍再編に関連して、沖縄に駐留する海兵隊部隊のオーストラリアへの移転の可能性に言及しました。
アメリカ海軍専門紙「ネイビータイムズ」によりますと、海軍のジョナサン・グリナート大将は、2012年からオーストラリアにローテーション配備される部隊について、「部隊の移動にどのような船が必要か、また海兵隊のどの部隊を移動させるべきか、海兵隊幹部とともに検討しなければならない」と述べました。
オーストラリアに駐留する部隊は、2010年代末までに最低でも2000人規模になることから、沖縄に駐留する同規模の第31海兵遠征部隊を念頭に置いた発言とみられています。
第31海兵遠征部隊は普天間基地に常駐している航空部隊と行動を共にすることから、移転が実現すれば、普天間基地の必要性自体が低下することになり、移設問題にも大きな影響を与えそうです。