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この所、晴れの日が貴重だと思うことが増えました。実は、沖縄地方は11月からずっと日照不足が続いています。その原因と影響を取材しました。
青い空に気持ちのいいスタートとなった2月、と思いきや一転、鈍より曇り空。
沖縄気象台が出した向こう1ヶ月予報は平年に比べ、曇りや雨の日が多い見込みで、しばらくは空とにらめっこの日が続きそうです。
沖縄気象台の新屋盛進予報官は「11月27日から1月30日までの日照時間の状況をみると、平年の半分くらいの日照不足がまだ続いている」と話します。12月の日照時間は観測史上3番目、1月は観測史上2番目に少ないことがわかりました。
沖縄気象台・新屋予報官は「大陸の高気圧が張り出すと寒気を伴って雲が発生して曇るようになる」と話します。
日照不足で打撃を受けるのが、やはり農家。野菜が高騰する背景に農家の苦悩がありました。ハーブを生産している農家は「太陽が出ないから生育が遅れている。色も太陽が出たら青々とするが薄くなっている」と話します。また、トマトは通常40日ほどで収穫できるものが、太陽が出ないことで畑へハウスの温度が上がらず、実が熟さないため収穫が1ヶ月遅れています。
この日照不足はいつまで続くのでしょうか?
気象台・新屋予報官は「3月についても曇りや雨の日が多い。4月になると回復傾向にある」と話します。
沖縄気象台によりますと、向こう1週間も曇りや雨の日が多いということです。ただ、この寒さは4日まで。5日からは逆に平年より2~3度高くなるということですので、気温の変化による体調管理にも注意が必要です。