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1956年に熊本県の水俣湾で確認された、有機水銀による海洋汚染が引き起こした水俣病について正しく知ってもらおうというイベントが28日、那覇市で開かれました。

講演会では語り部の会の川本愛一郎さんが、病に苦しんだ祖父と、被害者運動のリーダーとして国や企業の責任を追求し続けた父、輝夫さんについて語りました。

また患者への補償制度はできたものの、わずかな一時金を受け取ったことを理由に体が不自由な患者が生活保護を打ち切られたなどの問題を指摘し、今もなお続く患者たちの苦しみを訴えて、正しい理解を求めました。

水俣病の患者たちも高齢化が進んでいるということで、語り部の会では「若い世代に負の歴史をしっかり伝えていきたい」と話していました。