3月の日本武道館への全国切符をかけ、きのう行われたQAB紫雲旗争奪県高校柔道大会です。県高校柔道界に君臨する王者がパーフェクトな勝利を飾りました!
QAB紫雲旗争奪全国高校柔道選手権沖縄県大会には男子13校、女子4校が出場し3月の全国切符を目指しました。注目は、去年の九州新人大会で男女ともに3位に入賞し全国上位をうかがう実力を備えた沖縄尚学の存在でした!
男子団体、王者沖尚は、1年生の先鋒、鶴田が一人で決勝までの2試合を勝ち抜きます!
一方、その沖尚の対抗馬、那覇西は準決勝戦、1年生の座安が見せます!
たった一人で5人を倒し、決勝へと進出すると迎えた決勝戦。赤の帯、沖尚の先鋒は2年生の上原!那覇西の先鋒、次鋒を次々と一本勝ちで退けます!
沖尚・上原君「(団体戦は)勝ち抜き戦なので、(1回)勝っても(次に)負けたら意味がないので、勝ったら次は(最低でも)引き分けなければならない」
続く那覇西の中堅には、座安吉平!期待された座安でしたが、何とか引き分けに持ち込めただけ。沖尚の底力を見せ付けました。
その後沖尚は2番手、次鋒の上原が勝ち抜いて優勝!6連覇達成です。
沖尚・新垣琢也監督「沖縄代表として恥のないように、全国で一勝でも多くできるように頑張ってきたいと思います」
また、団体女子でも沖尚は危なげない試合運びでリーグ戦を全勝。7連覇しました!
続いて行われた個人の部、男子無差別級には、去年の九州新人大会で優勝した沖尚の神谷快が登場!
沖尚・神谷快(かい)君「一回戦から決勝まで、オール一本目指して頑張ってきました」
その言葉通り、神谷はわずか数秒で相手を畳に沈めていきます!
決勝では、決して派手さを狙わず、勝負にこだわり寝技でしとめた神谷!去年に続いて優勝を果たしました。
沖尚・神谷快(かい)君「(Q.今年の目標、今年のテーマは?)全国優勝です。(Q.その出だしとしての大会はどうだった?)上出来だと思います」
終わってみれば、団体男女、並びに男子5階級、女子5階級の全ての階級も沖縄尚学が制し、沖尚の完全勝利で幕を閉じました。3月の全国大会に期待が集まります。