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県立高校の再編をめぐる問題で、沖縄水産高校のOBらが南部工業高校との統合案について、2012年1月18日、県に対し、沖縄水産高校の校名と、海洋技術科を存続させるよう訴えました。

この問題は、県立高校再編計画案で、沖縄水産高校に南部工業高校を統合し、沖縄水産高校の海洋技術科などを工業も含めた総合選択制の学科に再編するという計画案です。

会見を開いた沖縄水産高校OB会の山川義昭さんは、「沖縄水産高校の海洋技術科は、県内唯一の船舶職員養成コース。総合選択制になれば専門性が薄れ、海技士などの資格の合格率や就職率が下がってしまう恐れがある」と指摘。県に対して、再編計画案を見直し、沖縄水産高校の名称変更をしないこと、海洋技術科を単独で存続させるよう訴えました。

また、再編計画をまとめる際、水産関係者や学校関係者からのヒアリングが、十分に行われていないとして不信感を示しました。

OB会などは1月19日、県教育庁と県議会に対し、陳情書を提出することにしています。