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那覇地裁で開かれた普天間基地の辺野古移設に向けた環境アセスについてやり直しを求める裁判のニュースです。証人尋問に立った環境アセスの専門家は方法書・準備書の内容は科学性などに欠けると批判しました。
この裁判は、国が、普天間基地の辺野古移設に関して実施した環境アセスの方法書と準備書について、手続きや内容に瑕疵があったとして、やり直しの義務があることを確認するものです。
11日の証人尋問で、環境アセスの専門家である、沖縄大学の桜井国俊教授は、追加提出された方法書に、住民が意見を述べられなかったことや、ジュゴン調査の問いの立て方などを挙げて、「アセスの2本柱である、科学性と民主性が2本とも損なわれている」と指摘。
12月提出された評価書に、方法書と準備書の段階では記載のなかったオスプレイが記載されていることも、環境アセスで禁止される「後出し」にあたり、「これがアセスとして認められれば、アセス制度は死んだと思う。」と述べました。