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政府が普天間基地の辺野古移設に必要な環境影響評価書を県に送付したのを受け、市民団体らは阻止行動を展開。27日、評価書は県には届きませんでした。
県庁では、27日朝早くから市民団体や労働組合のメンバーが阻止行動を展開。午前11時半すぎ、評価書を載せた車が到着すると周りを取り囲み、運送業者が引き返す事態となりました。市民らは「運転手を運転席に戻すな。入れるな入れるな、ドア堅めろ」と阻止行動を続けます。
県議会は「今回の強行は県議会の提出断念を求めた県議会の意見書を無視するものだ」として抗議声明を発表。高嶺議長は「提出の断念を求めるという(政府に対する)警告になっています」と訴えました。
県内での反発は高まっていますが、政府は何とか評価書を提出したい考えです。
閣議後、一川防衛大臣は「どういうタイミングでどういう方法で沖縄県側に提出するかは我々防衛省側に任されておりますが、混乱のないよう県側に提出できるよう対応していきたい」とあらためて評価書を提出する構えを見せました。
一方、沖縄振興予算と引き換えに評価書提出を容認したのではと批判の声もあがっている仲井真知事。合同インタビューで国の埋め立て申請について聞かれた知事は「(県内移設は)事実上不可能という言い方を私はしていますから、これは変わりありません。ですからそういう脈絡でひとつご判断頂けたら」と述べました。
市民団体は県の仕事納めの28日まで抗議行動を続けるとしていて、政府の対応が注目されます。