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普天間基地の辺野古移設問題を巡り、沖縄防衛局の田中局長が不適切な発言をした問題で、一川防衛大臣は29日夜、田中局長を更迭しました。

一川防衛大臣は「私はやはり弁解の余地はないと判断しました。本日付で田中防衛局長を更迭する」と発表しました。

この問題は沖縄防衛局の田中聡局長が28日、報道陣との非公式の懇談で普天間基地の移設に必要な環境影響評価書を沖縄側に提出する時期について「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と女性への暴力に例え発言したとされるものです。

一川防衛大臣は本人が不適切な発言を認めたため、29日夜、田中局長の更迭を発表しました。

野田総理は「私からも心からお詫び申し上げたいと思います。改めて襟を正して緊張感を持ってご説明し、ご理解いただけるように全力を尽くしていきたいと思います」と話しました。

仲井真知事は「ばかばかしい。国家公務員として、人間としての品性に欠ける」と話しました。

一方、一川防衛大臣は普天間基地の辺野古移設に向けた手続きは予定通り進めると述べています。また、30日午後には防衛省の中江公人事務次官が沖縄入りし、知事に正式に謝罪する予定です。