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全国の平和博物館の学芸員や館長が集まる会議が17日、糸満市のひめゆり平和祈念資料館で開かれました。
この会議は平和の尊さを伝える担い手となる平和博物館が情報交換をしながら、その役割を確認しようというものです。18回目の今回はひめゆり平和祈念資料館で開かれ、広島平和記念資料館や長崎原爆資料館など、全国の平和博物館から21人が参加しました。
会議ではオランダにある「平和のための博物館国際ネットワーク」への加入や博物館での平和学習の教材の制作のポイントなどについて、様々な意見が交わされました。
また、対馬丸記念館の渡口副館長は「最近、歴史年表から対馬丸事件が抜けていることがあり危惧している。沖縄戦を対馬丸事件や十・十空襲も含めて認識してほしい」と訴えました。
ひめゆり平和祈念資料館の島袋淑子館長は「これからもっと広く若い人たちに継承しながら、もっと広い分野に、平和のありがたさ戦争の惨さ、命の尊さを広げたいと頑張っております」と話します。
一行は18日、糸満市にある陸軍病院壕を見学します。