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沖縄に駐留していた退役アメリカ軍人が、県内のアメリカ軍施設で枯れ葉剤を使ったと証言していますが、11月4日名護市住民らがこの問題を取材しているジャーナリストを招いて報告会を開きました。
報告会は、新基地建設問題を考える辺野古有志の会が開いたものです。講師のジョン・ミッチェルさんは、1970年ごろキャンプシュワブに駐留していた、スコット・パートンさんの証言を紹介し、彼が現在ダイオキシン被害の代表的な症状とされる病気で苦しんでいること、しかし退役軍人省は沖縄での枯れ葉剤使用を認めず、補償も受けられずにいる状況を説明しました。
ジャーナリスト・ジョン・ミッチェルさんは「スコットさんはキャンプシュワブに駐留していたとき、木が生い茂る浜で枯れ葉剤が使われたのを目撃している。スコットさんは自身の病気が枯れ葉剤に関係していると考えている。しかし退役軍人省からは補償を得ることができていない」と述べました。
ミッチェルさんはこれまで24人の退役アメリカ軍人を取材した結果、県内14のアメリカ軍施設で枯れ葉剤が使われた可能性を指摘。普天間基地では本土復帰後の1976年まで、枯れ葉剤が保管されていたとする退役アメリカ軍人の証言などを明らかにしました。