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毎年寒露の時期に宮古や八重山で見られるサシバの渡り。2011年の飛来数はおよそ1万羽で、最近10年間で最も少なかったことがわかりました。
調査には、県や宮古野鳥の会のほか、宮古島市の伊良部中学校の生徒も参加。10月7日から20日までの2週間、本州から伊良部島を経由して、東南アジアへと向かうサシバの数をカウントしました。
調査の結果、宮古島での観測分と合わせた2011年の飛来数は1万28羽で、最近10年間で最も少なかったことがわかりました。
県では、飛来数が減少した原因を調査期間中に雨や南寄りの風が強い日など、サシバの渡りに不向きな日が多かったことのほか、東日本大震災による繁殖地の環境破壊も影響を及ぼしたと見ています。