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ふだん学んでいる紅型の染め織以外の伝統工芸に触れようと、首里高校の生徒が漆芸に挑戦し、技法の奥深さを体験しました。
那覇市の首里高校染織デザイン科では、染め織りだけでなく他の伝統工芸にも触れることで文化を通した幅広い人間性を育もうと、毎年、漆芸や芭蕉布の糸紡ぎなど県内の工芸団体と協力して実習授業を行っています。
今回は琉球漆器事業協同組合の伝統工芸士を講師に迎え、漆と顔料を混ぜたものを様々な形に切り取って貼り合わせる「堆錦」に、2年生39人が挑戦しました。
男子生徒は「切るだけじゃなく、自分で模様というか立体的にヘコミとか入れたりして、けっこう奥が深いと思います」と話し、女子生徒は「こういうのをやってると、自分も沖縄の文化を受け継いでいるんだという気持になります」と話していました。
生徒たちは普段とは違う作業をしながらも「伝統工芸の奥深さ」という共通点を学びとっているようでした。