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過去最大のおよそ2万2000人が原告となってい航空機の夜間・早朝の飛行差し止めなどを求めている第3次嘉手納爆音訴訟の第1回口頭弁論が20日那覇地裁沖縄支部で開かれています。

嘉手納基地の航空機の夜間・早朝の飛行差止めなどを求めている裁判。基地を提供している日本政府に対する責任をこれまでよりも強く追求しています。

裁判所には20日、およそ300人の原告たちが集まりました。法廷では、原告団の代表として、嘉手納高校2年生の又吉姫香さんが「去年の卒業式も爆音で中断し、悲しくなった。爆音ではなく虫の声が響くような生活がしたい」と爆音被害を訴えました。

これまでの2回の裁判では、損害賠償は認められたものの、飛行の差止めはいずれも認められていません。嘉手納基地をめぐるトラブルが多発する中で、騒音という公害に対して裁判所がどのような判断を下すのか、注目の裁判です。