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名護市辺野古への新たな基地建設に向け、17日の一川防衛大臣に続いて、18日は玄葉外務大臣が沖縄入りし、仲井真知事らに理解を求める考えです。

玄葉外務大臣は18日の閣議後の記者会見で、普天間基地の辺野古への移設に必要な環境影響評価書を年内に県に提出する考えを示し「地元の方々のご意見にしっかり耳を傾けて、その上で政府の立場をていねいに説明したい」と述べました。

この一連の閣僚の沖縄入りに県内の反応は冷ややかです。女性は「ちょっと無理ですね」と話し、大学生は「そんな意味ないんじゃないですか。ずっとこれの繰り返しのような気がして」と冷ややか。また女性は「足を運んでもらっても、みんな県民の方が反対しているので、ちょっと無駄足になるんじゃないかと思います。もう辺野古はあきらめて下さいとしか言えないです」と話しました。

その玄葉外務大臣。最初に訪れた場所は糸満市の平和祈念公園でした。玄葉外務大臣はこのあと福島の慰霊碑や平和の礎を視察しました。

ひめゆりの塔では塔に向かって手を合わせ花を手向けた玄葉外務大臣。ひめゆり平和祈念資料館の島袋館長に迎えられ「この壕には何人が避難していたのですか」など沖縄戦当時の状況を聴いていました。

一方、玄葉外務大臣は嘉手納基地で、沖縄に駐留するアメリカ軍のモロイ4軍調整官代理と会談しました。会談では日米合意に基づいた普天間基地の辺野古への移設手続きなどについて確認したものと思われます。

玄葉外務大臣は10月19日は仲井真知事や稲嶺名護市長らと会談する予定ですが、基地押し付けに対する県民の反発は一段と高まりそうです。