きのう夜のグランドフィナーレで5日間の幕をおろした「世界のウチナーンチュ大会」。感動と興奮に包まれた大会を振り返ります。
世界25の国と地域からおよそ5000人が参加した国際通りでのパレード。5回目の世界のウチナーンチュ大会が始まりました。
5年ぶりにふるさと沖縄で再開を果たした世界中のウチナーンチュ達。別の会場ではスポーツを通して「ちむぐくる」の輪を広げます。
参加者「まぁ、負けちゃったけど、お互いにこう紹介しあってね、友達が出来た。それが一番いいことだと思いますよ」
ウチナーンチュはどこにいってもウチナーンチュ。心からそう感じたのはこの方との出会いでした。
今大会最高齢者、ハワイから参加した比嘉カメ子さん94歳。ハワイ生まれハワイ育ちのカメ子さんは、20歳で初めて両親が生まれた沖縄の地に降り立ちました。
カメ子さん「(沖縄が)あんまりいいところでね、皆がよくしてくれるから。お母さんが一ヶ月遊んできなさいって言われて、六ヶ月遊びました(笑)。私達もハワイにいてもウチナーンチュですよ!だから私、沖縄の言葉でも負けませんよ。あなたたちに!(笑)」
そして、迎えたフィナーレ。会場にはおよそ3万1000人ものウチナーンチュたちが集まりました。
参加者「まだいたいです」「胸がいっぱいで来てよかった」「しに最高!上等でした!5年後にまた来ますよ!」
県内出身のアーティストが続々と登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。
ふるさと沖縄で心をひとつにし、5年後の再開を誓い合った世界中のウチナーンチュたち。大会は歓声と笑顔渦巻く中、5日間の幕をおろしました。
沖縄が貧しい時代に新天地を求めて始まった移民という歴史から生まれた「世界のウチナーンチュ大会」。今後も、人のつながりに加え、さらに経済的なネットワークも強固なものができたらいいですね。