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戦後のアメリカ軍統治下を逞しくしたたかに生きてきたウチナーンチュの姿を通し、平和について考える企画展が10日から糸満市で開催されています。
会場には沖縄がアメリカ軍の統治下にあった1945年から1972年までの資料240点あまりが展示。戦後まもなく住民は、アメリカ軍による英語教育を重視した初等教育やアメリカ文化の宣伝を目的にした図書館など、占領政策を従順に受け入れながらも生活に役立つ部分を吸収し、オキナワンロックや琉球ガラスなど、独自の文化に発展させながら、やがては「受け入れられないものは絶対に受け入れられない」と軍用地闘争や復帰運動に立ち上がります。
学芸員は「色々な占領政策の中でも自ら得るものは吸収しながら文化を発展させて生きてきた。そういったウチナーンチュの魂を感じてほしい」と話しています。
企画展は12月11日まで糸満市の県平和祈念資料館で開催されています。