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インターハイも終了し、高校スポーツの大半は、新戦力1,2年生たちの時代になりました。空手道の新戦力が挑んだ県高校空手道選手権を取材しました。

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県内の高校21校95人が出場した県高校空手道選手権大会は、高校3年生が抜けて初めての公式戦。新戦力の中での自分の実力を試そうと、熱のこもった試合が行われました。

男子個人形、優勝候補は九州総体出場の沖縄カトリック・棚原武蔵が予選1位で順当に決勝に進みます。一方、予選を2位で通過したのは首里の又吉健斗。

8人で行われる決勝戦。先に演技をするのは棚原です。次に演技をするのは又吉。棚原に対しては特別な思いがありました。

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又吉健斗「同じ流派(劉衛流)で練習しているので、自分の中ではもっともライバル視している存在です」

棚原の38.5を超えられるか?結果、0.1ポイント差で又吉が優勝をつかみとりました。

又吉健斗「今回は新チームになって最初の大会だったので、なんとしても絶対優勝したいという気持ちで臨みました」

女子個人形で優勝したのは首里高2年の玉城千裕。中学時代全国3位に入ったその実力を十分に見せました。そして玉城は個人組手でも決勝に進みます。

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試合は終始、赤・玉城のペースで展開。相手に1ポイントも与えない圧勝で2冠達成です。

玉城千裕「先輩がいなくなって、いま自分の時代だっていうのが心にあった。今回のインターハイでは1回戦負けっていう悔しい結果に終わってしまったので、つぎこそは気持ちでも負けないで、技でも負けないで、日本一を目指してがんばりたいと思います」

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各学校の威信をかけた総力戦・男子団体組手決勝は、県総体優勝の普天間を破った首里と県総体では準優勝に甘んじた前原が対戦。

先鋒は、赤・首里、形優勝の又吉健斗が組手でも勝利しますが、次鋒そして中堅戦は青の前原が勝利。しかし副将戦ではふたたび赤の首里が取り返して2対2。勝利の行方は大将戦までもつれます。

大将戦は首里の名嘉山対前原のキャプテン比嘉が対決。序盤は前原比嘉がリード。しかし首里・名嘉山も取りかえします。相打ちのように見えるこのつきも赤の名嘉山がわずかに早く、残り43秒でポイントは3対3、同点に追いつきます。しかし残り10秒で名嘉山が痛恨の警告。比嘉にポイントが加わり、新チームでの初対決、軍配は前原に上がりました。