続いては春のセンバツ甲子園に繋がる九州大会への出場権をかけた県高校野球秋季大会。先週土曜日に開幕し1回戦から熱戦を展開しています。
先週土曜日開幕した県秋季高校野球。大会には、前日に部員暴力が発覚し出場を急遽辞退した第3シード沖縄尚学など高野連の加盟3校を覗く60校が出場。
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土曜日の1回戦、注目はMAX140kmを越える久米島の右腕。エース安村太樹。コントロールに精細を欠いたものの、要所を締めるピッチングで中部農林を寄せ付けません。
ところでこの試合、もうひとつの注目は部員の数。久米島が11人。対する中部農林は13人と少人数同士。
今回の大会では、3年生が抜け、登録メンバー20人に満たないチームは60校中16校で、およそ3分の1。練習も思う存分出来ない中、試合に挑んでいました。
ゲームは久米島が、初回から確実に点を加え、5回を覗く毎回得点で、9対0の7回コールド勝ち、初戦を突破しています。
続く日曜日に登場したのは、夏の甲子園、県代表糸満普天間と対戦しました。
試合は普天間の先発、宮城雄介が制球に苦しみます。初回、先頭打者にヒットを許した後、3連続のフォアボールで押し出しの先制点を許すと、このチャンスに糸満は、5番で新キャプテンの金城章斗(あきと)、続く6番先発の金城佳尚(よしなお)!2者連続タイムリーでこの回、一気に5点を挙げます。
糸満はさらに4回、普天間の3番手、エース仲田の4つのフォアボールと、守備にもほころびが出てノーヒットで3点を追加、12対4と試合の流れを決定付けます。
しかし、糸満も初戦の堅さからか、守備の乱れに加え、5人の投手をマウンドに送るなど、ピリッとせず大勝したにも関わらず笑顔が少ない結果でした。
上原忠監督「夏の大会で全国大会に行ってきたので、それを財産にしてこの子達が逞しくゲームして欲しいんですけれども、まだひとつ逞しさがないものですから鍛えて叩き上げていこうと思います。やはりやるからには頂点を獲りたいという気持ちがあってやってますので。きょうも課題がいっぱいあったので次の試合までにはしっかりと調整して臨みたいと思います」
金城章斗主将「(初戦で)緊張しているのでまだ、堅かったです。(今年夏甲子園に出たことで新チームは)プレッシャーというのは少しはあるんですけど、それを力に変えて、またセンバツに行きたいと思います」